あかびら商店街通信 vol.28 -「日高屋製菓」さん
こんにちは!
「あかさぽ」のカナです!
今回は赤平市民御用達、老舗のお菓子屋さん「日高屋製菓」のご紹介です!
赤平駅を出て真っ先に目に入るお店、それがこの「日高屋製菓」。4階建ての大きな建物が目を引きますが、「日高屋製菓」は赤平市民の誰もに愛される老舗のお菓子屋さんです。
創業は1937年(昭和12年)3月。「住友赤平炭鉱」が創業するちょうど前の年に現在の日高社長のお父さんが開業し、現在の場所と同じ場所に木造の店舗を構えたのが始まりでした。『赤平市史』にも、当時の街の様子と共に「日高屋製菓」が軒を連ねていた様子が記載されています。
1967年(昭和42年)、赤平の人口のピークから約10年前後が経った頃のことです。木造だった店舗が火事で全焼してしまったそうです。しかし初代の社長が再建し現在のビルが建てられました。そのわずか数年後の1973年(昭和48年)、初代社長がお亡くなりになり、現在の日高社長が24歳という若さにして社長に就任し今にいたるまで「日高屋製菓」を守り続けてきました。
そんな日高社長、赤平市民なら誰もが愛するとっても謙虚で明るく、お話をさせていただいた私の方が元気になってしまうような素敵な方です。
そんな日高社長に、特別に少しだけお菓子を作っている様子を見せていただきました!この時作っていたのはどら焼き。大きな鍋に大量のタネを作り、手早く鉄板に引いていきます。すごく簡単そうにテンポ良くタネを焼いていきますがこの作業がとっても難しいそうで、この同じ量を毎回取ることが出来るのはベテランの職人さんだけなんだそうです。片面が焼けるとひっくり返すのですが、これもまた手早くてまさに職人技!とっても貴重な光景を見せていただけました。
ちなみにこの様子は動画でもご覧いただけます。熟練の技をぜひご覧になってみてください!
工場の中では他にも同時進行でお菓子作りの真っ最中。しかし、工場とは言えほとんどが手作りなんです。こうやって出来たお菓子だから、変わらない美味しさの中にもどこか温かみを感じることができるのですね!
さて、こうやって出来たお菓子をいくつか紹介させていただきます!まずは絶対に外せないのがケーキ!!「日高屋製菓」のショーケースにはいつも季節折々のたくさんの種類のケーキが並び、取材に行くと毎回生クリームの誘惑との戦いとなります。
中でも、さすがにケーキは今は買えないけどこれ1つぐらいなら…と思わせてしまう商品が「ジャンボシュークリーム」。ふわふわのシュー生地の中にぎっしりとクリームが詰まっていてひとつ110円という安さです。
そしてケーキのショーケースの向こうにあるのが焼き菓子のショーケース。こちらにも沢山の種類のお菓子が並んでいますが、そのお菓子の中には赤平にちなんだ名前がついているものもあります。「北国ロマン 秋楓美楽(あかびら)」はまさに赤平の秋のきれいな風景が目に浮かぶような名前。アーモンドがたくさん乗ったサクサクの生地でホワイトチョコレートを挟んだ香ばしいお菓子で、賞味期限も長いのでお土産などにもオススメです。
他にも毎年春に赤平で開催される「らんフェスタ」にちなんだ「らんまんじゅう」、炭鉱街ならではの「ぼたやま」など、名前を聞くだけでも楽しくなってしまうようなお菓子ばかり。
また、バターの風味がきいた色々なナッツの味を楽しめる「ナッツの背くらべ」や、しっとりとしていてブランデーの風味豊かな「ブランデーケーキ」、思わずパクパク食べてしまう「アマンドスティック」など美味しいお菓子を紹介したらきりがないほどたくさんあります。
魅力を語り始めたらきりがない「日高屋製菓」ですが、お菓子の他にもバスのチケットを販売していたり事前に予約があれば工場見学をしてくれたりと、もはや赤平の街にとってなくてはならない存在となっています。
皆さまもお土産を買う際やお祝いのケーキが必要なときなど、様々な場面で「日高屋製菓」を訪れてくださいね!
日高屋製菓
【住所】赤平市本町1-2
【電話番号】0125-32-3218
【駐車場】無
【営業時間】8:30~20:00
【定休日】元日
【HP】http://www.39hidaka.com/web/index.htm
※この情報は2015年3月19日現在の情報です。季節やお店の状況によっては掲載内容と異なる場合がありますので予めご了承ください。
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