あかびら商店街通信 vol.24 -「布施呉服店」さん
こんにちは!
「あかさぽ」のカナです!
今回は赤平の老舗呉服店、「布施呉服店」を紹介させていただきます!
呉服店と言うとなんだか敷居が高い…、私もそう思っていました。普通の服屋さんでも、初めて行くところだとすっごく緊張するものですが、ましてや呉服店。高級な着物がずらっと並んで、ハイソなマダム達が品評をしながら優雅な時を過ごす場所!…と勝手に思っておりました。
しかし、お店を訪れてみるとショーウィンドーの中にはオシャレな婦人服。別に気取った感じはありません。赤平駅前のロータリーに隣接したお店は一等地に立っていながら、一見カジュアルな雰囲気です。
さっそくお店にお邪魔してみましょう!今回お話をうかがったのは「布施呉服店」取締役の布施勝英さん。なんとお店は1915年創業で勝英さんは100年も続く「布施呉服店」の4代目の店長さんになるそうです。
『赤平市史』には1922年(大正11年)時点の地図が残っていました。地図にはまだ空知川には橋もかかっておらず、大正時代らしい「馬宿」や「提灯屋」といった店名も見られます。
また、駅前には他にもいくつかの呉服店があったことも分かりますが、この100年の間に戦争や大手の炭鉱4鉱の創業と閉山を経て時代と共に増減し、今では「布施呉服店」だけとなってしまったようです。
そんな歴史の長い「布施呉服店」ですが、私の持っていた高級なイメージとは裏腹に明るく広い店内にはオシャレな婦人服がディスプレイされていました。スカート、パンツからブラウス、カットソー、ワンピースと品揃えも豊富。さらに紳士服のコーナーもあります。
また婦人用も紳士用も肌着や靴下、ストッキングなどもあったり、さらにはタオルや布団といった物まであってもはや衣料品以外にも生活に関わる布製品の全てを取り扱っていると言うこともできます。
しかしもちろん、カジュアルな服だけじゃないのが呉服店。奥に進むと畳のコーナーがあり、そこが着物のコーナー!着物の生地や帯もたくさん置いてありました。まさに呉服店、といった雰囲気ですね!ここでお客さんと相談をしながら生地を選んだり着物を選んだりしているのでしょう。
さらに面白いものを見せていただきました!それがこの「紋帳」!!着物は家紋を刺繍することも多いのでこの紋帳を用いるんだそうです。
私は今までこんなに家紋があることも、こんな家紋が沢山載っている本があることも知らなかったので、とっても呉服屋さんらしい伝統を感じる道具だな~としみじみ感じてしまいました。
「うちに買い物に来た方は時々値段を見て高くてビックリされる方もいるんです。」という勝英さん。しかし、そこには「良いものだけを提供している」という自信を感じました。
ファストファッションなどが流行し値段が高くて品質の良い物はあまり売れなくなってきているこの昨今で、決して品質に妥協せず商売を続けていらっしゃるのは100年続いてきた「布施呉服店」とお客さんとの強い信頼関係があるからなのではないでしょうか。
また注文があれば配達もしているとのことで、お得意さんや移動が困難な方に対するこのようなサービスに老舗らしい配慮も感じます。
また、実はあまり知られていませんが「布施呉服店」ではTシャツやユニフォームなどのオリジナルプリントも取り扱っています。もちろん私のこの「あかさぽ」ジャンパーも「布施呉服店」でお願いしたもの。
取扱いの品揃えも豊富なので、何かプリントTシャツなどを作ろうと考えていらっしゃる方は一度お問合せしてみてはいかがですか?
今回は赤平の老舗呉服店、「布施呉服店」を紹介させていただきました。皆様も洋服・和服の相談はもちろんタオルや布団の購入まで、衣類のことは「布施呉服店」を訪ねてみてくださいね!
布施呉服店
【住所】赤平市錦町1-1-11
【電話番号】0125-32-3041
【駐車場】有(4台)
【営業時間】9:00~19:00
【定休日】元旦のみ
※この情報は2015年3月9日現在の情報です。季節やお店の状況によっては掲載内容と異なる場合がありますので予めご了承ください。
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