あかびら商店街通信

あかびら商店街通信 vol.53 -地域おこし協力隊員(1名)募集!!(※締め切りました)

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デザインをしながら地域おこし!
北海道赤平市で商店街の活性化を担当する地域おこし協力隊員(1名)を募集いたします。

詳しくはこちら

応募方法や条件は上記のリンクからご確認ください。このページでは、募集ページではお伝えしきれなかった想いや赤平市について紹介をさせていただきますので、応募の際の参考にしていただければと思います。

index
●地域おこし協力隊とは?
●赤平について
●業務内容
●募集する人材
●協力隊員紹介
●最後に


地域おこし協力隊とは?
ひとことで言うと「町おこし」をしながら「定住」を目指す仕事です。この制度は総務省が行っている取組みの一つですが、詳しくは以下のWEBページをご覧ください。

≫地域おこし協力隊 WEBページ

≫総務省 WEBページ

※応募には条件・資格があります。詳しくは上記WEBでご確認ください。

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赤平について

自分が町のために働くのに、その町のことを好きになれなければ仕方ありません。私は元々赤平市という街を知っていて、来たことがあって、尚且つ好きだったのですが、恐らく多くの方はこの赤平市についてほとんど知らないことかと思います。
そこで本来であれば自分で足を運び自分で調べるのが一番なのですが、少しだけ私の目線から見た赤平市についてお伝えできればと思います。
※あくまで私個人の感想となりますので、参考までに…。

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・市の概要

歴史、位置、面積等の情報はこちらをご覧ください

≫赤平市ホームページ「赤平市について」

population

・人口と規模のイメージ

人口は約11,000人。これがどれぐらいなのかと言うと…

札幌ドーム
札幌ドームの最大収容人数 53,738人

武道館
武道館の最大収容人数 約14500席

きたえーる
きたえーるメインアリーナ 約10,000人

つまり、赤平市民を一度に集めようと思えば集められるぐらいの人数です。ちなみに、市としてはかなり規模の小さい町で同じくらいの人口の町を調べるとほとんどが「市」ではなく「町」だということも特徴的です。

11,000人という人口について私はそれほど悪い数字だとは思いません。というのも無い物もたくさんありますが、今のところ赤平市にはスーパーもコンビニもあり生活に不便はあまりありません。
私の感覚としては「2年ほど住んでいれば、赤平在住の人なら1/3くらいなら知り合いをたどっていけばたどりつけそう」という感じで、広すぎず狭すぎない町の雰囲気はまさに「ちょうどいい」という表現があてはまりそうです。

しかし年齢の割合を見てみるとこのようになっています。

人口比率
(平成26年版赤平市統計書 第2編人口より http://www.city.akabira.hokkaido.jp/docs/2013010800056/
(内閣府 平成26年版高齢社会白書(概要版) 第1節 高齢化の状況より http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2014/gaiyou/s1_1.html

高齢化率が高く生産年齢人口が少ないということがわかります。確かに高校や大学も無いため市内で若者を見かける機会は非常に少なく、雇用の場はあるにも関わらず働きざかりの子育て世帯が市外に在住し赤平市に通勤しているという状況も多く聞かれるため、この割合はまさに赤平市の現状を表しているように思われます。
全国的に人口減が進む中で今後も赤平市がこの人口規模を維持するために、人口減への対策をすることと、それに伴い衰退した経済力を上げることがすなわち町おこしであり、私たち地域おこし協力隊の仕事ではないでしょうか。

ちなみに商工労政観光課で募集している協力隊の仕事は、この「衰退した経済力を上げる」という部分であり、人口減の中でいかに経済力のある商店街を目指せるかということと、自由に、そして本気で「商い」ができる環境を作れるのかという点がポイントではないかと思っています。

尚、下記のサイトでは人口の見込みの推移とそれに対してどんな対策を行うことで人口を増やすことができるかを、分かりやすいデザインで見ることができますので参考にしてみてください。

≫参考「人口減少×デザイン」

市民性

・市民性

赤平市は前述した通り決して人口の多い町ではないため、「悪い人」というものにあまり出会いません。市内で生活し市内で仕事をしている限り、お互いがお互いのお客さんになる可能性があります。狭いコミュニティの中でトラブルを避け円満に過ごそうとする雰囲気はまさに日本的です。
人には合う合わないがあるのでプライベートな付き合いは別ですが、仕事などで話をする際にひどい受け答えをされることは私の場合は滅多にありません。

これは札幌で胃を痛めながら仕事をしていた私にとって夢のような環境でした。一期一会になればなるほど、「買う側」と「売る側」の間に大きな格差が生まれるのだなぁと感じています。

逆に言うと、自分がちゃんとしていないと、回りまわって自分に返ってくるということです。「きちんとしている」ということは人としては当然のことですが、都市部では誤魔化しがきいてしまう部分でもあります。
もうこの人と2度と会わないであろうと想定すると、手を抜いたり適当なことをしてしまうかもしれません。自分に関係ないからと見てみぬふりや不親切な態度を取ったり、自己中心的な言動をしたりということは少なからず経験があるのではないでしょうか?

しかし赤平市でそれをすると、あっという間に人としての信用を失うでしょう。一度何かトラブルがあると、狭いコミュニティでは情報通たちの手によっていつのまにか尾ひれが付いて拡散していきます。繰り返しますが公私共に慎重に、常識的できちんとした生活することをおすすめします。

しかし逆に、良い噂もすぐに広まってくれます。きちんと頑張っていれば多くの人が応援してくれることも間違いありません。

私にとって赤平市の皆さんは面倒見が良く非常に親切で、良く聞く「田舎町はプライバシーが無い」とか「閉鎖的で排他的」とかもあまり感じませんでした。
どこかに出かけると車ですぐ分かりますがそれだけですし、家まであがりこんでくるような人も居ませんでした。聞いたこと以上に色々教えてくれて、お願いした以上に色々と面倒を見てくれる人が多いと感じます。炭鉱街の気質でしょうか?

とにかく、人の感じ方はそれぞれですのであくまで私の感想となります。あとはご自身が体験していただきたいと思っています。

産業

・産業

国や道が6次産業化や観光業に力を入れている昨今ですが、赤平市の主要な産業は第二次産業です。
炭鉱が閉山した後に行われた企業誘致で多くの工場が赤平市にはできました。そこには沢山の職人が勤務し、最近注目されている「町工場」の高い技術が結集されています。
知る人ぞ知る高い技術を持った企業が多いため市外の方に「あの有名な企業がある所でしょ?」と言われることもしばしばで、そんな有名企業だったことを知らなかった自分が恥ずかしくなることがありました。
もちろん一次産業や観光業など他の産業に力を入れていないわけではありませんので、赤平市にある多様な産業が相互に影響しあっていくことで今後もさらに赤平市の産業が盛り上がっていくと思います。

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・市長所信表明

≫市長所信表明

今後の赤平がどうなっていくのか、赤平としての町づくりの方針は何なのかについては上記所信表明やホームページからご自身で読み取っていただければと思います。
赤平市の地域おこし協力隊の仕事は市制方針に意見をすることではなく、市制方針で決まった内容の中から一部を委嘱される形です。全体のバランスを知ることもできますので、ぜひご一読いただきたいと思います。

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業務内容

地域おこし協力隊は民間企業でも会社や部署によって業務内容が様々であるように、自治体によって雇用形態や業務内容が様々です。そのため「あっちの自治体ではOKなのに、こっちの自治体ではダメ」というようなことが起こりますが、協力隊は自治体から委嘱や雇用をされるものなのでそのようなことはあるものだと思っていただければと思います。
通常の就職活動と同じ様に、自分の希望にあった場所、業務内容、社(庁?)風の自治体に応募されることをおすすめします。

赤平市地域おこし協力隊(商工労政観光課)の主な業務

・フリーペーパーの作成(取材、編集、デザイン)
・メールマガジンの作成(取材、編集、デザイン)
・WEBの更新
・空き店舗対策事業(情報収集等)
・チャレンジショップの運営(接客、募集、紹介、調整、代理販売等)
・その他イベント等

しかしこの内容にとどまらず、きちんと仕事をして信頼を得られれば様々な提案を行っていくことも可能です。記載した業務内容のみならず、自らできることは自発的に取り組んでいっていただけると実りのある活動期間になるかと思います。

また協力隊の活動費は赤平市からいただくもので、使った分だけ国から補助金をもらう形となっています。つまり当然ですが私達の活動費は全て税金だということです。
税金をもらって働くということは、自分が好きなことをやってお金をもらうというわけではなく、その仕事が公共の利益にならなければならないということです。そして協力隊になった時点で私達は税金を活動費に充てて働く「公人」となり、そのような振る舞いを要求される仕事となります。地域おこし協力隊の仕事をされる上でこの2点をご理解いただきたいと思います。

その他、詳しい委嘱方法や条件は以下の公式ページでご確認ください。通常の雇用とは異なる部分が多くありますので、不明点や疑問点がありましたらメールや電話でお気軽にお問合せください。

≫赤平市地域おこし協力隊 募集ページ

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募集する人材
町おこしに熱い気持ちをお持ちの方にぜひ来ていただければと思っておりますが、どなたでもWELCOMEというわけではありません。特に「都会人の色々知っている自分が、田舎の人にありがたい意見をしてあげよう!」という方にはご遠慮いただきたいと思っています。それを前提とした上で、以下のような方のご応募をお待ちしております。

・社会人経験をお持ちの方

地域おこし協力隊という仕事は一般企業と比べると少し特殊で、しかも最長3年と期限付きです。そのため一般企業で働いていれば学べることを地域おこし協力隊では学ぶことができないということもあると思います。
ですので社会人経験をお持ちの方が大歓迎なのですが、もちろん経験がなくても同等のスキルをお持ちの方も歓迎です。

・Illustrator、Photoshopを使ったデザインができる方
・WEBデザイン、コーディングができる方
・イラストの仕事が出来る方
・編集、ライターの経験がある方
・フォトグラファーの経験がある方
・その他、前項の業務内容に必要なスキルをお持ちの方

上記のようなスキルをお持ちですと、前項の業務内容をスムーズに行うことができるかと思いますので、このようなスキルをお持ちの方は大歓迎です。またこのスキルに限らず、この仕事にはコミュニケーション能力も非常に重要です。

・任期中、任期終了後のビジョン
応募される上でこれだけは考えておいて頂きたいのが「何ができるのか」「任期終了後にどうしたいか」という2点です。
もちろん数年後にどうなっているのかはやってみなければ分からない部分が多いのですが、無計画だとあっという間に時間が過ぎてしまいます!ですので、ぼんやりでも考えておいていただければと思います。

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協力隊員紹介
・一緒に働かなきゃいけない協力隊「カナ」ってどんな人間?

札幌市出身、現在27歳。大学を卒業後就職、その後転職し広告代理店で2年近くチラシなどを製作するデザイナーをしていました。その程度の経験年数なので、それほどデザインのスキルが高いわけではありません。

プライベートでは炭鉱が好きで真の炭鉱マニアを目指していて、赤平市に来たのも目的の半分以上は炭鉱街に住むためでした。お祭やイベントも好きで、裏方となって手伝うことも参加することも大好きです。
他にも趣味は様々ありますが、根底には「人と違った面白いことがしたい」という子どもっぽい考え方が共通してあるような気がしています。

実際、何もない所で転んだりぼーっとしていて物を落として壊したり、言われたことをすぐ忘れたりと集中力が散漫な所があり、筋が通らないと感じたことがあると密かに激怒していたりと、年の割りに子どもな部分が多いことを自覚しています。

ただ人の縁に恵まれることが多く、こんな私でも「いい子だね」とか「頑張っているね」と言ってもらえることも多いです。変に真面目で小心者でキャパシティが小さいところがそう映っているのかもしれませんが、この短所が長所でもあるのかもしれません。

まだまだ人生経験も乏しい私ですので、これからも様々な人と出会って多くのことを学んでいきたいと思っています。

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最後に

長くなりましたが、以上がどうしても私が応募される方にお伝えしたかった内容となります。
余談ですが、私個人としては赤平市に協力隊としてやってきて非常に良かったと感じています。今までほとんどしてこなかった人付き合いが突然増え、赤平市に限らず周辺市町村や札幌にまで友人が増えました。

また人の目を見て喋るのが苦手で電話をすると冷や汗が出てくる、さらに言えば人と喋りたくないからデザイナーになりたかったという超人見知りの私が赤平市内なら飛び込み営業を出来るまでになりました。
自分がそんな風になれるなんて思ってもいなかったので、ずっと持つことができなかった自信をこの仕事で与えてもらったと感じています。これも赤平市の方の人柄の良さのおかげです。

さらに今私が一緒に働かせてもらっている職員の方々にもかなり恵まれていると感じています。他の地域の協力隊はよく「自治体職員が全然協力してくれない」という悩みを持つようですが、赤平市に関しては現時点ではそれはまず無いと思います(もちろん、自分がきちんと頑張っていればという条件のもとにですが)。

あくまで私個人の感想ですので参考程度にしていただければと思いますが、私にとってそうであったように、これは応募される方にとってかなりのチャンスだと私は思います。

大都市がどんどん人口を吸い取っているサラリーマン至上主義の仕組みの中で仕事をしていて、そこに本当に安定はありますか?
その仕事は本当に都会じゃないとできませんか?
あなたじゃないと出来ない仕事ですか?

ユニークで熱い志を持ったあなたと一緒に働けることを楽しみにしております!!

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※この情報は2016年2月2日現在の情報です。その時の状況によっては掲載内容と異なる場合がありますので予めご了承ください
※当ページに掲載されている画像等の無断転載はご遠慮下さい

疑問、質問は以下からどうぞ!

※差し支えなければ、可能な範囲で①お名前②ご連絡先③年齢をメールにご記入ください。上記リンクからメールが送信できない場合はakasapo.mail@gmail.comへ送信してください。
お預かりした個人情報につきましては商店街振興の目的にのみ利用し、ご本人の同意がない限り第三者には提供いたしません。

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